概要
学びたい!分かりたい!という気持ちを引き出す、手作りプリントを活用したグループ授業
「今の授業形態に変えてから、生徒のほうに分かりたいんだっていう強い気持ちがあるということが、よく分かるようになりました。」
赴任当初は、講義形式の授業をしていたという榊原先生。
学力が高い生徒たちなので、基本的な内容だけでなくプラスαの内容もいろいろと説明していけば、生徒の好奇心を満たせるのではないか?
そう思って授業をしていると、予想を裏切り、寝始める生徒が無視できないほど多くなっていったそうです。
そこで、授業形態を今のように変えると、すぐに居眠りはゼロに。
そしてさらに、講義形式の時には感じられなかった生徒たちの「学びたい」「分かりたい」という強い気持ちが伝わってくるようになったそうです。
ますます授業準備に力が入るようになり、板書の時間やノートに書き写す時間を、より生徒の学びの時間に充てるため、手作りのプリントを作成。プリントに沿って授業を進めていきます。
生徒たちに話を聞くと、
「すごくやりやすい」
「誰かが分からない、となっても、班の中の誰か一人が分かっていれば、それを生徒同士で分かりやすい言葉で話し合って理解を共有できるのがすごく良い」
と、授業を楽しんでいる様子が伝わってきました。
試行錯誤を繰り返しながら、生徒と一緒に授業を作り上げている榊原先生の授業をぜひご覧ください。
(2/2)
【実際の授業映像】
<ワーク時間1分>
榊原 誠一郎先生(以下、榊原) この式が意味してることは何でしょうか?はい。ごめんね。一旦、議論やめてもらって、どれだけ皆、掴んでるかなということを確かめたかったんです。これは単純です。左辺に書いてあるのは、mv'これ後の運動量だね。
加速度の運動量から初めの運動量を引いています。だからここは、物体が持ってる運動量がどれだけ変化したのかと意味してる。で、右辺にあるのは、物体が受けた力積です。それが等しいんだと。今日、私からの要点の説明は以上です。
今日最後、確認テストをやりますけれども、グループ内全員が満点を取ることを目標とします。は...
テキストの続きを読むにはプランのアップグレードが必要です。
さらに表示する