概要
アクティブ・ラーニング=グループワーク?
大教室で実施することはできない?
特別な教育方法で、だれでも実践できるわけではない?
一方向的な講義を否定するもの?
知識の習得がおろそかになる?
アクティブ・ラーニングに関する5つの誤解を解説。
学生による道の駅でのレストラン運営や、広報費ゼロでプロ野球球場を満員にするプロジェクトなど、帝塚山大学の実践例もご紹介します。
※お役職は、撮影当時のものとなります
岩井 洋学長(以下、岩井) それでは1つ目のテーマですが、アクティブ・ラーニングの必要性ということについて、お話をいたします。先ほど申しました2020年の学習指導要領の改定への対応という、現実的な必要性ももちろんありますが、ここでは大きく3つのことについてお話をしたいと思います。
1つは、学習理論や学習観の変化ということ、2つ目は、高等教育におけるユニバーサル・アクセス化ということ、3つ目が、求められる能力の変化ということです。
まず1つ目の学習観と学習理論の変化ということについて、お話をいたします。簡単に申しますと、これは行動主義から構成主義への変化ということが言えると思います。
非常に難しそうな言葉ですが、行動主義というのは、今まで非常に有力な学習観、あるいは学習理論であったと言えます。
簡単に申しますと、刺激と反応というのが1つの...
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