大学:1年生、その他
単元:大学基礎セミナー
学校名:県立広島大学
先生名:松本拓也、三苫好治、西村和之
授業の流れ:
(1)全体説明
(2)仕事内容の情報収集と議論
(3)履修モデルの作成
(4)発表準備
(5)成果発表を8回の授業で実施
授業を行う上での注意点や事前準備
○ルーブリックを用いた授業評価方法の事前説明(評価の公平性を担保)
○4~5名に対し、1名の教員を配置(個別指導)
○調査内容に応じたプレゼン方法の指導(膨大な調査内容<単なるコピペ>からプレゼン骨子の強化・スケジュール管理等)
○調査資料の引用方法等の指導の徹底
○調査は学生の自主性を尊重する。ただし、引き続き関連授業で調査内容の補強や説明を実施<環境科学セミナーⅠ・Ⅱにおいて>
この動画から学べること
○学生に対して授業への興味を喚起させる方法
卒業後の期待される就職先(=新たな開拓業種など含む)及び学科と産業や地域社会との関わりを自ら調査し学ぶことで、早期に就職先を具体的にイメージさせ、関連授業内容への興味を惹き起こさせる。
○卒業研究/アクティブ・ラーナー化の重要性を伝える方法
調査前後の対象業種への印象等を記述させ(仮説→数値を伴う検証→結果や変化等)、将来の卒業研究の方法論の一部を経験させる。また、この手法が自己改善の方法論となり得ることも指導する。
○学生自らに「振り返り」&「創意工夫」を促す方法
基本フレーム(=ルーブリック)の中で調査内容のプレゼンを行うが、コンペティション形式を取ることで、学生間の創意工夫を促す。
概要
大学1年次の導入教育で、将来につながる学びの土台を作る! 卒業後に働く自分をイメージすることで、逆算して身に付けるべき知識やスキルを明確にし、濃密な4年間の下地を作るアクティブ・ラーニング型基礎セミナー
県立広島大学では3年前から「大学基礎セミナー」という授業を実施しています。
全部で15コマの当セミナーでは、前半の7コマで、大学の授業を受ける上で必要な基本的スキル(レポートの書き方、ノートのとり方など)を身につける授業を実施。
そして後半の8コマは、学科ごとのオリジナル授業です。
今回は、当セミナーの後半、環境科学科オリジナルの授業を取材いたしました。
「授業と卒業後の仕事が結びつかない」
「各分野の専門家としての技術教育をしているのに、全く関係のない企業へ就職していく」
そのような状況を受け、環境科学科では、卒業後の働く姿がイメージできるように環境関係の職業についてグループに分かれてリサーチしていきます。
Active Learning Online (ALO) について
Active Learning Onlineは、文部科学省の大学教育再生加速プログラムテーマI「アクティブ・ラーニング」に採択された全国の9つの大学が、連携して情報や成果の発信を行うポータルサイトです。
採択校である本校の授業動画については、以下からご覧いただけます。
>> 授業動画を見る <<
本動画はサンプル動画です。音声テキストはございません...
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