大学:その他、その他
単元:CSクラスサポーターの取り組み
学校名:福岡工業大学
先生名:宮本知加子
授業の流れ:(1)講義
(2)実践
(3)発表
(4)まとめ・振り返り
授業を行う上での注意点や事前準備
○教員とCS(クラス・サポーター)との打ち合わせを行い、講義でどのような役割をCSに求めているのかをしっかり伝える。
○学生の意見を取り入れながら講義を実施する。
この動画から学べること
○全学的なAL推進のための体制づくり
先輩学生を活用してAL型授業を効果的に実施する。
○効果的な先輩学生の活用方法
活動の前に合宿による研修を行う。
概要
80%の講義が、アクティブ・ラーニング! 引っ込み思案な学生も安心して授業に参加できる「クラスサポート制度」で、学生たちが大きく成長しています。
教養系科目、専門教育科目を含めた全講義の内、約80%もの講義がアクティブ・ラーニング化されている福岡工業大学では、「クラスサポーター(CS)制度」を導入しています。
アクティブ・ラーニング型の講義を進めていく上で、コミュニケーションが苦手な学生、アクティブ・ラーニングが苦手な学生をいかに授業に参加してもらうかは、大きな課題です。
そこで、同学では、先輩学生がクラスサポーターとして講義を円滑に進める手助けを行っています。クラスサポーターは、教員のサポートの他、なかなかグループ学習に入っていけない学生、迷っている学生、進んでいるところが分からない学生など、コミュニケーションが苦手な学生に対し、学習を促す役割を担っています。
今回、実際にクラスサポーターが活躍している1年生の「コミュニケーション基礎」の授業を取材させていただきました。
担当の宮本知加子先生、松尾敬二教授にも、CS制度について、そして同学のアクティブ・ラーニングの推進状況についてのお話もお伺いしています。
大学でのアクティブ・ラーニングの推進をご担当されている先生は、ぜひご覧ください!
Q.学生に身につけてほしい力
松尾 敬二先生(以下、松尾) 本学は、工学部、情報工学部、社会環境学部の3学部からなる大学です。いずれの学部も共通して、本学で言う実践的な人材を育成することを狙っています。
現在の就職状況は売り手市場であり、非常に良い状態が続いています。しかし、今の状態が、必ずしもこれからずっと続くかどうかは分かりません。どのような社会状況になっても、そこで活躍できる人材が本学で言う実践的な人材です。
本学の実践型人材の育成という内容は、ALに取り組む以前から実践している教育方針です。これは文科省の補助事業で、平成22年度に就業力育成プログラムが採択され、本学で実施してきました。この実践的人材という考え方も、その考え方を継承したものです。
具体的には、思考する力、協働する力、解決する力、これらを総合して実践的な...
テキストの続きを読むにはプランのアップグレードが必要です。
さらに表示する