概要
iPad×美術=ワクワクが止まらない!
中1生がここまでできる美術授業でのアニメーション制作の実践とは?
聖徳学園中学・高等学校1年生の美術授業のポイントを公開!
石田恒平先生の美術授業は、粘土や身近な材料でコマ撮りアニメーション作品を作るというもの。
ストーリーを考えるところから、材料集め、撮影、映像の編集までをすべてグループで協力して行います。
作品制作を通じて、コミュニケーション能力などの協働する力を養っていきたいという石田先生が、試行錯誤を重ねて取り組む新しい美術の授業のポイントをぜひご覧ください。
Q.『美術』の授業は元々アクティブ・ラーニング?
石田 恒平先生(以下、石田) 私自身も最初は、生徒自身が活動をしているから美術や音楽、体育などはアクティブ・ラーニングなのではないかと感じていた部分も多かったです。
そういうものがアクティブ・ラーニングかとずっと思っていたのですが、色々な研修会に参加させていただいたり、色々な美術の先生方とも意見交換をしたりする中で変わっていきました。
生徒たちが今取りかかっている活動について先生側から何かを問いかけて、それについて、生徒たちがグループを作って調べもの学習をしたり、何か発表させたりするというのも1つの手段かもしれないと感じています。
ただ単に生徒にやらせるだけがアクティブ・ラーニングなのかと、今でも僕自身答えがまだ分からない部分もあります。
でも、今日みたいな形で、何かキーワードを投げかけて、それについて生徒たちが自分たちで調べながら学んでいく、という授業スタイルというのも1つのアクティブ・ラーニングではないかと感じています。
Q.アクティブ・ラーニング型授業を取り入れる前はどんな授業をしていましたか?
石田 個人制作で一年間終わっていたので、振り返りはなかったです。「今回の授業は〇〇を作るよ」と提示して、それを作るまでの過程を説明して、個人で制作して終わりという授業が主流でした。
50分という限られた時間のほとんどは、制作に時間が取られていました。
ですが、その中で少しでも発表する場や、何かを話し合う場というのも入れられると、また違った授業が出来るのかもしれないと感じたのが2年前くらいでした。
Q.アクティブ・ラーニング型授業の目的
石田 今までの美術の授業は、自分との向き合いと言いますか、1人で作品を作っていくというのが主流でした。ですが、授業にiPadを導入したきっかけから、グループで何かを話し合わせて、みんなで力を合わせて1つの作品を作らせる機会を設けることに、最近は重点を置いています。
やはり個人で制作した時とグループで何か1つのものを作り上げた時との、生徒たちの様々な感じ方がこちらに伝わってきています。
グループの中で友達と一緒にやることが苦手な子どももいると思うのですけれども、そこで出来上がった作品は一生の思い出にも残ります。また、グループのみんなで意見を出し合って、何か1つのものを作り上げていく大切さを生徒たちに気付いてもらいたいという思いがあって、今回のような授業も取り入れています。
Q.アクティブ・ラーニング型授業を取り入れることで生徒への声掛けは変化しましたか?
石田 今までは個々の制作がメインだったので、個人個人の足りない部分を指摘したり、褒める部分は褒めたりする、というもので終わっていました。しかし、今はグループで発表させて、周りの作品がどういうところまで進んでいるのか、というところを生徒たちに意識させています。
例えば、グループで粘土作品を作らせていた時に、その子は良いと思って作っていても、周りの子たちは、「もっとこうしたほうがいいと思う」というような、本来、私がかけてきた言葉をグループの友達同士で意見交換として出し合ってくれています。
友達から言われるのと教員から言われるのとでは、また違った捉え方が出来ると思います。友達に言われて、「ああ、やっぱそうだったのか」という気付きに繋がると、それはそれで大事なことだと思います。
授業中は、私も机間巡視しながらグループの進み方や、作業が止まっていることに対して、なるべくアドバイスをあげるようにしながら、少し生徒自身で考えさせる時間を必ず作っています。
教員が全部答えをあげて、それに対して生徒が作っていくと以前のやり方とまったく変わりません。ですので、生徒自身で何かを作り上げる時に話し合わせ、それでも答えが導き出せなかった時には、私からも少しアドバイスをしています。
声掛けのタイミングとか、アドバイスの内容というのも少し変わってきています。
Q.生徒への声掛けのタイミングについて
石田 声掛けのタイミングは、遅くなっていると思います。今まではすぐに声を掛けていたものを、まずは生徒自身に考えさせて、うまくいった部分、だめだった部分も少し話し合わせながら、その後に講評のような形をとっています。
最後は私からも少し声掛けを行いながら、制作するようにしています。本当は、声掛けを先にしたほうが、私自身はたぶん楽なのかもしれません。ですが、子どもたちに意見させることがとても大事だというのを最近感じています。
すぐに答えを渡して何かをさせるよりは、色々な意見が飛び交ってもいいと思うので、子たちの意見がそこに反映されるのが一番良いのかなと思います。
Q.今の授業スタイルについて、生徒たちはどう感じていると思いますか?
石田 学期が終わるごと授業アンケートを必ず行なっています。その中で一番多い回答が、「iPadの導入によって作るものの幅が広がった」という意見でした。
あとは、「グループでみんなで話し合って何かを作るというのは今までは味わったことがなかったから、楽しかった」、という意見もあれば、やはり「制作は1人でやりたい」という子どもも中にはいます。
小学校で授業やる時は「図画工作」ということで、工作がメインだと思うのですが、「美術」という授業では色々なことをやらなければなりません。例えば、中学1年生だと鉛筆デッサンの基礎やグラデーション、遠近法などの勉学の部分がかなりのウェイトを占めています。
色彩に関しても、ただ単にその色彩のやり方や名前を覚えるだけでは、生徒たちはつまらなく感じてしまうと思います。難しい勉学をどのようにして楽しく学べるのだろうか、という点で色々な工夫を授業で取り組んでいる最中です。
生徒たちの意見の中では、「授業が難しいと感じてしまう」というものもあれば、逆に「小学校の時より難しいことに挑戦しているけれども、出来上がった時はすごく嬉しかった」、というようなものもあります。喜びの意見を見かけると嬉しいです。
Q.授業を行う上での“理想”と“現実”
石田 美術の授業は週に1回しかないので、どうしても先週やったことを振り返りながら思い出させて作業に入っていかせる形になっているので、生徒のモチベーションの維持が難しいです。前回の内容を思い出させて取り組ませるのが、中学生の指導の大変なところです。
ですが、今の中学2年生が中学1年生でやったアニメーションに関連づけて、さらにレベルを上げた作品を作らせようと思って取り組んでいます。
現在中学2年生では、コマーシャル制作というのをiPadとアクティブ・ラーニングを導入しながら授業展開をしています。できれば中学3年生では、それを外部の方や美術以外の選択している生徒たちなど、より多くの人たちの前で発表させる場というのを提供させたいと思っています。自分たちの作品が人に発表できる場を通して、1つの作品を作り上げた喜びを経験させたいと思っています。
Q.今回授業を行ったクラスについて
石田 1学年3クラスありますが、元気が良いクラスであるのと、あとは美術部の子どもたちも何人かいるので美術に対して興味を持っている子どもたちが多いです。ただ、美術部で出来ることと授業内で出来ることとは異なります。
でも本当に、やる気があるクラスです。1年2組の印象は、物を作るのが得意な子どもが多いので、こういったアニメーション制作は進んでやってくれるクラスです。
学年によって授業でやれることや生徒の反応は様々なので、中学1年生の時にうまくいっていたことが、中学2年生では難しくなってくるものもあると感じていました。ですが、美術の授業中の楽しさを毎回意識しながら、授業作りをしているつもりです。
Q.前回の授業の振り返りについて
石田 今日の授業の後半はアニメーション制作をやっていましたが、各グループに班長、副班、映像編集などの役割分担があります。
例えば、班長がグループの現在の制作状況を発表して、「Aグループの映像班はどこまで作業をしている」など、グループ内だけでなくクラスの中で発表させて、全体で情報共有をするようにはしています。
Q.『美術史』の授業方法について
石田 美術史というのも美術の勉強ではやらなければいけないのですが、私が板書して映像を出して、それで、「これを覚えるよ」というような授業は生徒たち自身も学び甲斐がなく、なかなか内容が頭に入ってこないと思います。
美術史に関して、グループ内でのクイズ形式にしたら、少し学びが楽しくなるかと思って、取り入れてみました。
できれば、教員が全て説明するのではなくて、生徒自身が「これについての答えはこうだったね」と話し合えたり、その絵や画家自身についてどんどん調べていったりしてもらえると、授業のゴールが見えてくるのではないかと感じます。
一度取り上げた内容が全てではなくて、そこからまた生徒自身がその画家や作品について、どんどん自分自身で調べていくようになるのが最終的な僕の目標なので、そのきっかけ作りができればいいと思っています。
Q.アニメーション制作課題について
石田 最初、生徒たちはアニメーションと聞くと、おそらく好きなアニメーションしか見ないと思います。ですので、色々なアニメーションの手法や「こういうアニメーションもあるんだよ」というように紹介しています。
まず導入として授業でアニメーションを取り上げて、その後に去年制作した先輩たちの作品も見せながら、「こういう表現の場合には、こういうやり方で制作しているよ」と、子どもたちに学ばせながら、その後、グループに分かれてもらいます。
自分たちでどういうストーリーにするのかを、まずは5コマ考えさせます。一番大事なシーンを5コマで描いてストーリーの設定をさせます、あと主人公が必要であれば、主人公のキャラ作りもさせます。
最初のグループの話し合いでどういうストーリーを展開していくのか、どういう材料が必要なのかと話し合わせています。今はグループで粘土なり、その他の材料なりで制作をさせている最中です。
最後は自分たちでiPadによる編集もする予定です。作品が完成したら私に提出してもらい、それを映画鑑賞会のように、授業の中で自分たちのクラスだけではなく、全てのクラスの作品も流していこうかと考えています。
Q.グループでの作品制作について
石田 社会に出た時に、個人で出来る限界はあると思います。ですので、今のうちからグループの中で話し合わせて作品を作り上げていくという経験は、これからこの子たちが育っていく社会で生きていくために必要不可欠なものと感じています。
実際、僕が学生のときは「美術史はこうだよ」と教えられ、先生が示す手順に沿って何か作品を作って、自分で見て終わるというものでした。ですが、他人の作品を鑑賞する喜びや楽しさなどを少しずつ学び合いながら、グループで何かに取り組ませて、自分たちが作った作品について鑑賞し合うというのは大切だと思うのです。
これから子どもたちが成長していく中で、企業で働いたり、今のグローバルな時代の中で生きていったりするには、人と協力し合って何かを作っていくということは、とても大切なことだと思っています。
意見を人と言い合ったり、発表し合ったりというのは、今までなかった取り組みでもあります。ただ、今後この子たちが社会に出て行った時に、コミュニケーション能力は大切です。
自分の作品に対しての意見を言い合ったり、グループ内で色々なコミュニケーションを取りながら作品についてのコンセプトを発表し合ったりする力は、美術で身につけられる力としてとても大事なものと思っています。私は色々なアクティブ・ラーニング型の授業も取り入れながら、ICTも含めて可能な限り、生徒たちにそのような機会を与えたいと考えています。
Q.グループ制作だと個性が反映されず、作品が均質化してしまうということはないですか?
石田 グループ制作だとそれも必ず起こりうることだと思います。ただ、年間を通してずっとグループ制作をしているわけではないので、個人で制作した場合とグループで制作した時に感じた捉え方を、それぞれ感じてほしいのです。
個人の時にはうまくいった、でも、グループの時にはなかなか自分の意見が反映されなかった、というフィードバックでも、僕は良いと思うのです。
授業の中で生徒たちには様々な感じ方を経験してほしいという思いがあります。確かに私自身も何かプロジェクトをやる時に、1人でやったほうが他の意見もないのでとても楽だし、気も遣うこともありません。
しかし、グループで何か意見を出し合って1つのものを作り上げるといった時は、また別の感じ方が受け取れるので、そこは生徒たちにも学ばせたいなというのがあります。
Q.新しい試みが失敗だったな・・・と感じたことはありますか?
石田 生徒の手が止まってしまう時が、私が一番考えてしまう時です。おそらく、色々な考えがあって手が止まると思います。例えば、自分には合わなくて飽きたとか、そんな高度なレベルのことは出来ない、などです。どうして手が止まってしまったのかと考え、やる気を出させる声掛けをすることも、教員の大事な役割だと思っています。
例えば鉛筆デッサンでは、こちらが求めている完成度と生徒の中の完成の違いがあっても、教員の持って行きたいところまで行かないで、生徒のゴールを改めて位置づけて、それに合わせて「もう少しこう描いたり、手を入れたりするとこんな表現が出来るよ」という感じで声掛け、教えています。
生徒たちがそこで、「ああ、こういう描き方もあるのか」という気付きや、さっきの自分が描いたところで終わっていたものと、教わったやり方でやった場合にどのような変化があるのか、というところで、モチベーションを上げることができると思っています。常にクラス全体を見ることに一番気をつけています。
Q.iPadの導入について
石田 iPad導入の影響は大きいと思います。中学1年生は全員iPadを持っていて、おそらく先生方より生徒たちのほうがスキルを持っていると思います。
iPadやICTに関しては、生徒のほうが色々出来ると思います。せっかくiPadというツールがあるのだから、美術にどういう形で導入できるかなと思ってコマ撮りのアニメーションを制作させることにしました。
生徒たちの取り組み方が変わったなと感じたのはその時でした。だから、教員側が「こうやりなさい」と言わなくても、自分たちでどんどん調べていきながら制作をして、どういう手段が一番合っているのかというところまで、生徒自身の気付きに繋げられたものがありました。それは私自身にとってとても勉強になったことです。
Q.学校全体でiPadを導入したことが先生自身の授業を変えるきっかけになったのですか?
石田 美術を教わり、教育実習で実践し、教員として指導するようになってと、何年かかかって自分のスタイルを変えるというのは大変で怖いものでした。
ですが、その時々で時代の波に乗っていくというか、新しいことに挑戦していきたい思いはありました。ですので、iPadでアニメーションをグループごとに作らせて、それを発表させ、映像を流してみんなで共有するという授業をやりました。
最初は探り探りでしたけど、iPadでどんなことが出来るのか自分自身も学んでいかなければいけないので、色々な研修会に参加しました。他校がどういう取り組みをしているのか情報を集めながら、本校で何か出来るか考えてきました。美術なので、ただ単に映像で何か作品を作るだけじゃなくて、粘土を使って登場人物や背景など様々なものを作らせながら、コマ撮りのアニメーションの制作を行わせました。
Q.限られた授業数の中での先生なりの工夫
石田 今日も、最初にアクティブ・ラーニング型でプリントを配布して、美術に関するクイズ形式でやりました。クイズは前回の中間試験に出た内容も少し含めました。一度学んで終わりではなく、年間を通してどこかのタイミングで、生徒たちにもう一度それを気付かせる場面を持ちたいと考えているからです。
できれば自分たちで、美術のことに関して、どんどん自分から調べていけるような手助けをしたいという気持ちがすごくあります。
僕が学生時代に美術で一番嫌だなと思っていたのは美術史でした。黒板に先生がバーッと有名な画家を書いて、何年に何をしたというのは今の美術でも学ばせるものですが、僕にとって退屈な授業でした。
色々なやり方で学ばせられればいいと感じていました。休日を挟んで美術の授業が2週間空いてしまうクラスも出てきます。それでも、必ず授業に入る前には前回の復習になるものをしてから導入に入り、生徒たち自身で気付けるようにしてから作業させるようにしています。
Q.美術の教科でアクティブ・ラーニング型授業を取り入れたいと思っている先生方へ
石田 まだアクティブ・ラーニング型授業でうまくいく部分もいかない部分もあるので、試行錯誤しながら授業を作っています。私自身そうでしたが、他の先生方の授業を見ながら自分の授業に取り入れて、うまくいく場合もあればそうでない場合もあると思います。でもまずは、自分自身でそれを意識しながらやってみるというのが、一番大事なことだと思います。
ですので、今の授業で完成されたものではなくて、他の先生方の授業も勉強しながら、自分の授業に少しずつ取り入れていきたいと思っています。
Q.アクティブ・ラーニング型授業を取り入れた上での成績のつけ方について
石田 例えば、多く発言している生徒もいれば、そのグループの中でなかなか意見が出せない生徒もいると思います。そこで、グループには毎回プリントを渡し、今回どういうことをしたかを記入する振り返りシートを書かせています。
グループでの取り組みで、生徒自身の評価をつけているので、今回こういうところがうまくいったとか、こういうところがグループの中で反映されなかった、という意見も見ることができます。
なかなかグループに参加できない子どもも、陰では頑張っていることがあるので、授業内で行った作業において、一人ひとりの取り組みをなるべく評価しながら採点することを意識しています。
正直、私が採点するべきなのかという疑問ももっています、生徒が作った作品に対して点数をつけるのが、本当に良いのかどうかという思いがあるのです。しかし、グループでの取り組み方や熱心さ、他に例えというと、班長に副班長がすごく良いアドバイスをして陰で支えているなど、そういうところも評価の対象にしています。
かなり時間をかけた制作になっているので、6割、7割は作品の点数になります。ですが、残りの点数に関しては、取り組み方や発言の良さ、グループのまとめ方など、作品以外の生徒たちの活動で評価しています。
Q.他の教科の先生や周囲からの評価はどうですか?
石田 授業公開などで多くの先生方が見に来られることがあるのですが、実は今、来年の後半を予定に、音楽と美術で何か一緒に出来ないかと考えているところです。
案としてあるのが、美術の授業で制作したアニメーションに音や効果音を入れるというものです。ただ単にネットで拾ったものや自分たちで声を録音したものではなく、音楽の授業で作った音を美術の時間に持ち帰って、アニメーション制作に使用してはどうかと思っています。
教科横断型というか、色々な教科と関係を作りながら授業を作っていきたいと考えています。別にセリフも日本語だけではなくて、英語の授業で話したものを録音して効果音として使ってみてはどうかと思っています。
そういう取り組みが叶って1つの作品が出来上がった時に、生徒たちも色々な教科の学びの幅が広がるのではないかと思います。例えば、英語はただ単に英語を話すだけとか、英単語を勉強するだけではない、というようなことに気付いてくれると面白いと思います。
Q.教科横断型の授業は将来的にどのようなことにつながっていくのでしょうか?
石田 音楽は音楽で、美術は美術で出来ること、というような枠を私たち教員が取っ払って、色々な教科との連携によって、その授業の深みが増したり幅も広がったりするというものを感じています。授業の概念を少し変えてみたいです。
「美術の授業だからこういうことしか出来ない」ではなくて、もっとグローバルな内容を取り入れてもいいと思っています。以前やった授業では、私がモンゴルで研修を受けてきたものを活かしたことがありました。
モンゴルではどのような美術の授業が行われて、どのような絵画があるのかを生徒たちに教え、モンゴルと日本との共通点や違いを学ばせてから、実際にポスターを作ってモンゴルの学校に送ろうという授業をしました。
グローバルだから英語とか、グローバルだから何の教科とかではなくて、教科横断型で色々なものを取り入れてみると、教科の枠が広がっていくのかもしれないと感じています。
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