概要
「具体から抽象へ」一段ずつ思考が深まっていく!
楽しいからこそ学びが深まるSSH指定校の公民授業
楽しくなければ授業じゃない。
駆け出しだった25年前から、このスタイルで授業を進めているという松浦先生は、 楽しいからこそ学びが深まるといいます。
この日の授業は、二時間続きの授業の一時間目。「行政権を持つ内閣」について学びます。
授業の冒頭、前回の振り返りの後は、まず生徒が生まれてからの総理大臣について学び、次に、歴代の総理大臣一覧が書かれたプリントから気が付いたところを書きだしていきます。
ここにも一つ、生徒の思考を楽しく引き出していく工夫が。
詳しくは、ぜひ実際の授業動画をご覧ください。
授業のポイントは、 「授業規律」 「子どもたちの発言を丁寧に受け止めること」 「思考が深まる発問の組み立て」
次の授業では、今回の授業で出していった生徒たちの気づきから、さらに思考を深めて日本の政治の現状や課題を学んでいきます。
生徒たちがどんなことに気づき、そこから学びをつなげていったのかも動画の中でご紹介していますのでぜひご覧ください。
全員が当たり前のように発言し、授業に参加して思考を深めていく仕掛けがされた授業展開に注目です!
【実際の授業映像】
松浦 亮先生(以下、松浦) はい。ところでということですが、ここからが今日の本題です。まず、プリントを見て気付くこと。プリントには、実はたくさんの内閣総理大臣、歴代総理大臣をどどどどっと並べていますが、このプリントの情報だけです。
気付くことをできるだけたくさん出して、1人まず10個を目標に3分間で書いてもらいます。いい?で、最初これ、3分間の約束事な。誰とも相談せずにできるだけ10個です。行きますよ。3分間です。用意、スタート。
できるだけ、気付くこと。どんなことでもいいです。あ、なるほどね。おお、すごい。さあ、一応3分経ちました。さて、ごめん。ちょっと手を止めてくれる?10個いった人?じゃーん。5個以上いった人?お、なかなか。
ちょっとでも5個はなかなか難しいのかな...
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