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川崎知子先生インタビュー [28分25秒]

自分で計画を立て、友達の力も借りながら学んでいく!「イエナプラン教育」を取り入れた自立学習の取組み


子どもたちは一人ひとり個人差があるのに、なぜ、授業ではみんなで同じことをしなければならないのか。

何度も書かなくても漢字を覚えられる子どもも居れば、たくさん練習が必要な子どもも居る。それなのに、全員が同じ回数、練習をしなければいけない。

週に1回のミニテストは、毎回余裕で100点を取る子どもにとっては、ただ知っていることを書きだす作業でしかない。でも、できない子は、毎回20点、30点という点数を取り、何度もやり直しをして苦しんでいる。

そうしているうちに、子どもたちはどんどん学ぶ意欲をなくしていく……。

そんな画一的な一斉授業に違和感を感じ悩む中で、川崎先生はイエナプラン教育に出会いました。現在、クラスで週に3回、イエナプラン教育を取り入れた自立学習を実践しています。

子どもたちは週のはじめに一人ひとり自立学習の目標・計画を立てます。
「私は国語の発表の準備が終わらないので、その準備にあてよう」
「社会科見学の新聞づくりの時間にしよう」
「僕は、漢字テストのやり直しをしよう」

今回は、2時間目から4時間目の授業を取材させていただきました。
2時間目は、「イエナプラン教育」を取り入れた自立学習の時間。
3時間目は算数、4時間目は体育でした。

取材の後、川崎先生にお話をお伺いしましたので、ぜひご覧ください。

Q.授業を終えて

川崎 知子先生(以下、川崎) 一番の印象は、自分にマイクを着けることによって、しゃべる前に、話す内容をきちんと考えることはすごく重要なのだと思ったことです。

普段、「余計なことを言わないか」や、「言葉を精選する」などは気にしているのですが、改めてすごい重要だなというのが、私の感想です。

Q.普段はあまり言葉を選べていない?

川崎 言葉を選んでいるつもりでしたが、そんなに選べていないのだろうなという気がしましたね。

Q. 今回の授業でうまくいったこと、うまくいかなかったこと

川崎 まず2時間目は、いつも週3回「イエナプラン風学習」というのをやっています。この時間の子供たちは、いつもよりも頑張っている子が多いかなという印象でしたが、もっともっと自分たちで学習出来る子たちもいて、もっと個人で集中するところを見せられたらよかったなと思いました。

もう学年の終わりになってきて、ちょうど百人一首の大会をやろうと言っているところだったのですが、今日は「百人一首をやるんだ」という気持ちが強くなってしまいました。

ただ、それは子供たちの自然な姿なので、そういった関わる中で学ぶということ、特に友達との友情関係が見られる場面もあったと思います。今まで全然一緒に遊べなかった子同士が一緒に遊べたことなどは、まあよかったかなという印象です。

3時間目は、普段「少人数算数」と言って、3クラスを習熟度別に4展開して行っている授業です。久しぶりにクラスで集まったので、どうなるかなと思ったのですが、単元が本当に面白かったのか、意外と議論が白熱していたので、算数はまあよかったかなと思います。算数は、西川純先生の『学び合い』が一番純粋に出来ていたかなという感じがしました。

4時間目の体育の時間は、特に『学び合い』的なことは言っておらず、個人スポーツだったら、普通に教えるとか「みんなで出来るようになろう」などと言っています。

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ただチームスポーツは、苦手な子も得意な子も、「とにかく作戦をすること」や「チームで仲良くすること」、あと「もう泣かない」や「けんかしない」といったことをずっと重視してやってきました。

先週までは、本当に声を張り上げて、上手な子を褒めて褒めて応援してきましたが、今日は私も喉が痛かったので、こっちが何にも言わない状態だったらどうなるのかな、というところを試してみました。

結果的に、試合などはそれなり順調に運んでいましたし、いつも泣いちゃう子は、いつも通り泣いてしまうこともあったのですが、あれはあれで普段の自然な姿かなという感じがして、面白かったです。このタイミングで本当に喉が痛いということが、色々考えるきっかけにはなったかなと思いました。 

Q.イエナプラン風自立学習とは

川崎 「イエナプラン風自立学習」は、主体的に自分で計画を立てて、決められたことや課題をやる力を伸ばすことを大事にしています。1週間の中で3時間あったら、その中で自分のスケジュールに合わせて、これとこれとこれをやる、という感じです。

それでもしその週に終わらなかったら、たまには居残りをしたり、何かしらの理由があるのであれば、次の週にやるという感じです。

今年は1年間ずーっと「イエナプラン風自立学習」をやってきて、本当に勉強が好きな子たちというのは、どんどん自分でやっていくし、計画も意欲もついていきます。その間に、苦手な子たちやなかなか取り組めない子たちに、もう付きっきりで支援も出来るので、すごくいいなと思っています。

子供たちも結構その3時間を楽しく使っています。さっきも言ったように、自分ひとりだったら、結構コツコツと勉強し、漢字や計算もできるのですが、どうしても、友達との関わり方や社会性が苦手な子たちもいます。

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今までそういった子は、ずっと独りで本を読んだり、残念ながらやる気もないという感じでしたが、最近になって「みんなでカルタをやろう」という姿勢になってきました。

うるさくなったりはしますが、そういった感じにその子たちに合った学習ができるようになってきた、というのが本当に成長したところですし、自立学習をやってきてよかったなという印象です。

Q.イエナプラン風自立学習はどのように展開していくか

川崎 まず国語の発表の準備が終わらないと言って、それを自立学習の時間にやると発表していたのが、あの廊下側の女の子たちです。そして今週、ことわざを調べようという単元に入ったので、そのことわざを調べていた子たちが、2人たぶん女の子がいましたね。

また今週、深川江戸資料館に社会科見学に行って、その新聞を作っていた子たちが数名。あとは、漢字テストが全然終わらない、人の力を借りなくてもできるものは、もう漢字だけという子たちが漢字をやっていました。計算ドリルも、基本的には自分の力でやって、丸つけまでできるということをしていました。あと、カルタと百人一首をやっていた子たちで、全てだと思います。

Q.課題は自分たちで決めるのか

川崎 そうですね。計画表を月曜日に渡して、その時間に計画するのですが、その時に、一応項目はあがっていて、色んなものをバランスよくやるようにしています。1週間の中に、ずっとカルタとか、ずっと百人一首じゃだめだよという計画になっています。

Q.計画を立てたあとの振り返りについて

川崎 その振り返りは、今日の後半の15分の中でやることになっていて、ほとんどの子が、あと5分の時などに急いでやるといった感じです。

Q.イエナプラン風自立学習はいつから導入しているか

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川崎 私は、2年生から3年生に持ち上がっているのですが、2年生の9月からやっています。3年生でクラス替えがありましたが、3年生も最初からずっと基本的に週3時間やっています。

Q.イエナプラン風自立学習を導入したきっかけ

川崎 そもそもイエナプランはドイツで始まっていて、それが今オランダで3%くらいですが広がってきている状況です。それを日本に紹介してくださっている方がいて、2011年ぐらいからずっと「イエナプランいいなぁ」と思って研究してきました。

それで昨年度の夏休みに、オランダに1週間研修に行ってきまして、現地のイエナプランの学校を見てきました。その中でイエナプランでは、自立学習が毎日、たしか午前中にあり、「これはもう絶対やったほうがいい」と思い始めた次第です。

それまではやはり漢字にしても、すごく差があるにもかかわらず、できる子も何回も練習しなきゃいけなかったりしました。週に1回ミニテストがあるのですが、毎回余裕で100点を取るような子は、取ったらそれでおしまい。そしてできない子たちは、それで毎回30点を取って、やり直しをして、また苦しんでいく。

どんどんやる気がなくなっていくという状況の中で、やはり自分で計画を立てて、自分の必要な順番に、友達の力も借りながらやっていくという力がすごく大事だなと思い、始めました。

Q.イエナプラン風自立学習で大事だと思うこと

川崎 「将来、周りに先生はいないんだよ」ということを、ずーっと子どもたちには言っていて、やはり困った時に、人に助けを求められる力が、いわゆる生きていく力として何より重要かなと思っています。

聞くのも、もちろん大人に質問できればいいのですが、それが苦手な子もいます。そもそも授業の中で、手を挙げて発言するハードルの高さとか、あと分かっていても恥ずかしくて手を挙げないとか、子供たちにとってそれはすごく辛いし、「何を育てているのかな?」という気持ちがありました。

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なので、やはり自分で計画を立てて、決められた期日までに、これだけはやらなくてはいけないからやる、ということを育てるのがすごく重要かなと思います。

Q.『学び合い』を始めた経緯

川崎 『学び合い』については、たしか2009年頃に、たまたま同僚が一番最初の『学び合い』の手引書を私にくれて、それを読んだ時に、「ああ、すぐやりたい」と思って始めました。

それが3年生を受け持っている時の10月ぐらいだったのですが、その時はあまりうまくいかなかったため、そこから少しずつアレンジを加えていきました。

その後、育休なども挟んで、1年生や2年生を持つことが多く、1年間ずっと通してやったことはなかったのですが、去年久しぶりに2年生で、4月からずっと『学び合い』をやってみました。

今のメンバーの3分の1は、去年、担任をしていた子たちです。もう本当に、席に座っていることや、人の話を最後まで聞くなど辛い子たちがいっぱいいて、「『学び合い』をやったら、きっといいんじゃないかな」と思ったら、本当にフィットしたのです。

席を自由に立ち歩けることによって、我慢することが減ったので、1年間楽しそうに教えたり、生き生きと学習をしてくれて、「ああ、いいなぁ」と思いました。それで今年も続けてやっている感じです。

Q.日々の授業で工夫をしていること

川崎 最初にも言いましたが、余計なことを言わずに待つということです。あと、スパンを1年間で見るということもあります。1日1日、1時間1時間で、もちろん良いところは、「今日、こんなことできたね」と言えるのですが、逆に、今日こんなことができないから、どうしてもそれをやりなさいとなると、結局主体的ではなく、言われたからやるという状況になってしまうと思います。

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ですので、良いところはその時に。そして、課題は1年かけて成長させるということかなと思います。

Q.焦って待てないことはあるか

川崎 あります。ありますが、言ってもその時は変わりますが、結局、定着はしません。あと、「毎度毎度言われたからやる」といった子たちになってしまうかなという印象ですね。

Q.1年間待つのはどんな気持ち?

川崎 あまり待てていません。待てていないかもしれませんが、ちょうど今2月なので、4月の時と比べると、「こんなことできるようになったよね」というポジティブな評価ができるかなと思います。

Q.ひとつの授業で児童にインプットする時間の割合

川崎 計算すると、やはり最初の5分か、最後の5分となるので、大体2%くらいだなと思いました。

Q.授業での失敗談

川崎 一番の失敗談は、やはり手引書通りにやればうまくいくという思い込みがあり、その通りにやってうまくいかないと思った際に、「なんでだろう?」ではなく、子供のせいにしてしまったことです。

保護者にも「この授業の形はどうなの?」と結構責められたりもしました。ただ、そこで「絶対にいいからやる」というのではなくて、うまくいかないから、「もうちょっと変えなきゃ」と余計なことをし過ぎたかなというのが一番の失敗でした。最初の年のことです。

Q.失敗を乗り越えた方法

川崎 改善できるきっかけだったのは、やはり同じように『学び合い』に取り組んでいる人たちと会って、話をしたことです。そこで「ああそれ、よく失敗するやつだよ」ということを言われて、「ああ、そうなんだ」とまずひと安心して、それならそれぞれのやり方があるよねと気づきました。

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手引書通りにやるというのは、結局マニュアルのようなもので、『学び合い』は考え方だから、子供の実態と自分の向き不向きをしっかり分析して、合った形にアレンジしてもいい。そういう話ができるようになったところで、少しステップアップできたかなという気はします。

Q.失敗談その2

川崎 あと、私としては失敗だと思っていませんが、やはり校内の先生方とのうまくいかない亀裂みたいなものは実はあります。今日お話したいと思っていたのが、3時間目に1人来てくれていた講師の先生についてです。

あの先生は、江東区の「スタンダード講師」という講師の先生で、いわゆる本当に基礎基本、鉛筆の持ち方とか、計算とか、そういう底上げをする先生で、去年もうちのクラスに1年間張り付いてくださいました。

最初は、もうお互いが初対面でしたし、私の意図が全然伝わらなかったようで、「なんかこのクラスには、私はいらない」みたいに思ってしまっていたらしいのです。

Q.いらないというのは『学び合い』という授業に対して?

川崎 そうですね。しかも私からすると、あの先生が子供に教えれば教えるほど、「それは余計なことだよ」といった感じに強くなってしまっていたので、ただそれを、私にも一生懸命言ってくださったのです。

その時に、『学び合い』をやっていて、子どもたち1人も見捨てないという中で、講師の先生を追い出すことはいいことではないと思い、とにかく分かってもらおうと思っていました。

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具体的にどう変えたかというと、子どもたちに「あの先生の教え方とかを見て、学んだら、もっと上手に教えられるようになるかもしれないよ」と話をして、そういうスタンスで教室にいてもらうことにしたのです。

それで、1年間ずっとそれでやってきたら、もう最後本当に「今年『学び合い』やりたいです」といった感じで感動してくださいました。今、T1でやる時に「他の学年とかでやってみているんです」と言って、相談とかにも来てくれて「これはすごいな」と。失敗したからこそすごく良かったなと、今はもう同志だなと思っています。

Q.日々努力していること

川崎 基本的に、大人同士の対話が一番重要だなと思っています。大人が学びに行くのも、もちろん大事ですが、結局それってインプットだけですよね。そうじゃなくて、お互いに対話をする中で学んでいく。

そういうのが一番重要だなと思っているので、心がけてはいますが、なかなか校内の先生方とゆっくり話をする時間もなく、どうしても校外の先生と土日とかになってしまうのですが、そういった時間が一番重要だなと思っています。

Q.対話をする時間で得られるもの

川崎 自分が言葉にすることによって、考えたり、書くだけでは得られない、振り返りができますし、やはりインタラクティブなものもあるのだなと思います。

Q.対話をする相手はほとんど教員か?

川崎 教員ももちろんなのですが、最近、自分が母親になったのもあって、子供の育て方という面では、色んなお母さんたちと話すこともすごく学びになると思います。

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そうすると、その子どもたちが一人ずつ違うとか、もう親も教師もみんな自分の子とか、自分の担任する子に対して、やはり思いやあり方などが一番重要だよね、という話に一人で腑に落ちています。

Q.アクティブ・ラーニング型授業を始めて授業準備に変化はあったか

川崎 本当に、授業が楽しみになりました。子どもたちが予想外の反応をした時に、心から喜べています。今日も図は描くかなと思いましたけど、まさか、糊と鉛筆を立て始めたりして、あれに喜べるようになったということは、すごいことだなと思っています。

また、細かい教材を用意しなくてもいいので、準備なども本当に楽になりました。

Q.授業準備は苦痛だった?

川崎 授業の準備をしてないと、なんとなく罪悪感のような申し訳ない気持ちもあります。あと、自分が一方的にしゃべっていると、子どもたちが、だんだんつまらなそうにしていたり、消しゴムをいじり始める姿も出てきて、そういうのが2年目3年目ぐらいから目に付くようになりました。

1年目はもう余裕もないので、2年目3年目あたりで、すごく申し訳ないなという気分になったのです。ただそうなると楽しくもないし、時間が足りず授業準備ができないとさらに悪循環で、すごく辛い時期がありました。

一個一個の授業に、そんなに時間もかけていられないという時に『学び合い』に出会って、こんなに準備をしなくても、子どもたちが本当に予想外のことをしてくれて、面白いということがあるのだなと日々感動ですかね。

Q.先生が児童たちから教わったこと

川崎 一番うれしいのは、やはり私がどれだけ「これやるんだよ」と言っても、辛かったりとか分かんなかったりとか、時間内に終わらなかった子たちが、その時間に自分から学習に取り組んだり、または友達と関わって、どうにか追いついてきてくれることです。

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だから、やはり色んな子たちが、当たり前のように同じ教室で学ぶことが可能なのだと思わせてくれたことですかね。

Q.要領のいい子が主導権を握ってしまい、全体の学びが深まらないという意見について

川崎 要領のいい子たちって、たぶん一斉型だと持て余していると思います。昔、「塾で教わったことは、学校では隠しておきなさい」「自分の知識をひけらかすようなことは良くない」とお家の人に言われている子がいましたが、それってすごくもったいないなと思いました。

何か自分が知ってることを、ひけらかす方法ではなくて、お友達に教えてあげればいいし、「できた」と言ってどんどん発展問題をやっていく子たちというのは、結局、消費しているだけになります。

その子たちにとって、自分が人の役に立つとか、自分から学ぶことが楽しいとか、そういうことを感じられる時間がすべての授業だったら、やはりいいなと思います。学級を作ってくれる子たちが要領のいい子たちだったとしたら、その子たちが落ち着いていればいるほど、雰囲気は良くなるかなと思いますね。

自分だけが勉強して、どんどん賢くなっていくというのも、もちろんいいのですが、やはり学校に来る意味というか、学校で学ぶことの重要性を伝えていきたいなという気がします。

Q.基礎学力が高くないと『学び合い』は成立しないという意見について

川崎 基礎学力を何と捉えるかだとは思っています。やはりどうやっても、漢字や計算ができないという子たちが、それでも投げ出さず今後生活していくためには、やっぱり近くの子に聞く力とか、計算機を持ってくる力が必要です。

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あとはやらなかったらもう仕方がない、「誰か他にやってくれる?」という、それでも人に好かれるというのはすごく重要だなと思っています。なので、基礎学力がなくてもできるというか、ない子がいた時にどうするか?だと思います。

Q.実際に基礎学力がない子はどのように授業に取り組んでいる?

川崎 基礎学力がない子が1年を通して、これだけやるようになったとか、あとずーっと教員が来るのをただ待っていた子が、自分で誰かに聞きに行ったとか。または、その子の周りに、普段は人に教えてもらってばかりだった子が、今度その子の周りに教えに行くなど。

色々そこで感動する場面があるのですが、だから、何の問題にもならないというか、別にそこで、基礎学力をつけるのが先とはまったく思いません。

Q.今後挑戦していきたいこと

川崎 やはりもっともっと学校の中で、『学び合い』やイエナプランなどについて、学び合いたいなと思います。

Q.学校の中でというのは先生同士で?

川崎 学校の中で。

インタビュアー 先生同士が?

川崎 先生同士がですかね。校外の人と繋がるのも、もちろんすごくありがたいのですが、やはり学校の中で、同じ土台で話ができたら幸せだなと思います。

Q.理想とする児童の姿

川崎 やはり子どもたちがこれから社会に出ていくのに、学校の中で、しかも授業の中だけが特別に頑張っている状態はおかしいと思っています。なるべく、家でも学校でも差がなく、本当の自分でいられること、それが自分らしさかなと思っています。

無題k

ですので、どんな子も誰か本音を言える友だちを見つけてほしいし、とにかく毎日安心して学校に来てくれたらなと思っています。今日、子どもたちに話しましたが、「今日だけ120%頑張るくらいだったら、毎日80%頑張ろうよ」と言いました。

Q.その意図は?

川崎 その時だけ頑張って他の時間に疲れてしまうことや、どこかでほころびが出てしまうこと、あと先生の前だけで頑張るなどは、それって違うよねという話です。人が見ていなくても、いつでもダメなことはダメだし、やるべきことはやらなければいけないし、結局、自立です。

自分でできることをきちんと日々考えて、だけどその考え過ぎることは、別に辛いことではなくて、「それが自然な姿なんじゃない?」と思っています。

Q.母親になって児童たちの見方は変わったか

川崎 子どもたちの見え方が変わったというか、もちろん一人一人違うのですが、そのお家の方の子供に対する本音というか、やはり自分の子供が一番可愛いということをみんなが思えていたら子どもたちももっと幸せです。

お家の方のことが一番好きと思えていたら、子どもたちはすごく幸せですし、ということまで考えたのは、やはり自分が親になったからだと思います。

Q.これからアクティブ・ラーニング型授業を始める先生へのメッセージ

川崎 もちろんうちのクラスもそうですが、見に来たかったらいつでも見に来れるクラスもいっぱいありますし、まずやってみて、絶対失敗することもあるので、それについて、一緒に語り合えたらいいなと思っています。...

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