概要
自分で計画を立て、友達の力も借りながら学んでいく!「イエナプラン教育」を取り入れた自立学習の取組み
子どもたちは一人ひとり個人差があるのに、なぜ、授業ではみんなで同じことをしなければならないのか。
何度も書かなくても漢字を覚えられる子どもも居れば、たくさん練習が必要な子どもも居る。それなのに、全員が同じ回数、練習をしなければいけない。
週に1回のミニテストは、毎回余裕で100点を取る子どもにとっては、ただ知っていることを書きだす作業でしかない。でも、できない子は、毎回20点、30点という点数を取り、何度もやり直しをして苦しんでいる。
そうしているうちに、子どもたちはどんどん学ぶ意欲をなくしていく……。
そんな画一的な一斉授業に違和感を感じ悩む中で、川崎先生はイエナプラン教育に出会いました。現在、クラスで週に3回、イエナプラン教育を取り入れた自立学習を実践しています。
子どもたちは週のはじめに一人ひとり自立学習の目標・計画を立てます。
「私は国語の発表の準備が終わらないので、その準備にあてよう」
「社会科見学の新聞づくりの時間にしよう」
「僕は、漢字テストのやり直しをしよう」
今回は、2時間目から4時間目の授業を取材させていただきました。
2時間目は、「イエナプラン教育」を取り入れた自立学習の時間。
3時間目は算数、4時間目は体育でした。
取材の後、川崎先生にお話をお伺いしましたので、ぜひご覧ください。
【実際の授業映像】
川崎 知子 先生(以下、川崎) 今日は久しぶりのクラス算数ですので、頑張ることは二つです。一つは予定表を配りますので、この予定に沿って進めてほしいと思います。
今日と3月の終わりで、3年生の復習をしたいと思います。今日24日が、「間の数」に目をつけて、そして、もう一つ「棒グラフ」という勉強をやったあと、3月の16日、17、20、21、22日で、3年生の算数は全ておしまいです。
もう一つですが、最近バッチリコースの人たちには毎日言っているんですけど、お友達に説明するのって、自分が覚えるために一番いいんだよね。あそこに貼ってあるよね。他の人に教えるのが、アメリカの研究で一番いいんです。
それなのに、お友達に「教えてあげよ...
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