概要
世界的名著『7つの習慣』セミナー講師が、1000回超の講演で学んだファシリテーションの極意を公開!ものを教える・伝える側が忘れてはいけない"How to Be"への意識とスタンスとは!?
「テクニックやノウハウは手に入れたけどうまく使えていない気がする…」
「教師として、何でも答えられなければと思っている…」
「良い授業ができていると思うのに、なぜか生徒がついてこない…」
こうした疑問や悩みを解決するには、「どうするべきか(How to Do)」を考えるのではなく、「どうあるべきか(How to Be)」という問いに立ち返る必要があるかもしれません。
ファシリテーターとして、数多くの研修やセミナーを実施してきた上条氏は、「ありたい姿に成長していくためには、知識やノウハウだけでは足りない」といいます。
もちろん、それらも必要とした上で「自分はどうなりたいか」「何を望んでいるか」という部分がなければ、そもそも成長は難しい。
本作では、その問いに向き合う最良のコンテンツとして『7つの習慣』に出会うまでの経緯に始まり、そこからファシリテーターとして上條氏が学び、身につけてきた“あり方”についてお伝えしていきます。
「すでに知っている」という感想に留めることなく、先生方の今の"あり方”と照らし合わせながら、「どうあるべきか」を軸に授業改善を考えられるコンテンツです。ぜひ、ご覧ください。
上條 そのようにして、ファシリテーターとしての私の人生が始まりました。これはもう皆さんもおやりになっているかもしれませんが、まず私がファシリテーターになって最初にしたことをご紹介したいと思います。
皆さんは、「スコアリーディング」という言葉をご存知ですか?音楽を担当している方は、おそらく聞いたことがあると思います。
スコアリーディングとは、楽器を演奏する人、あるいはその曲を指揮する人が最初にすることだと言われています。もちろん、譜面に目を通さなければならないのですが、ただ目を通すのではなく、楽曲を分解して、理解を深めることだと言われています。
その中身は、「メロディパートの移り変わりがどうなっているか?」「特徴的な旋律はないか?」「曲中によく出てくる『音の形』はどんな形か?」「メロディ以外のバリエーションはないか?」、そして、「メロディの移り変わりや曲の構成、仕組み...
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