概要
講師:NPO法人 コヂカラ・ニッポン代表 川島高之
子ども教育の目的は「子どもが自立した社会人」に育つこと。
そしてそのために必要なのが、「子どもが実社会で役に立つという”本番のキャリア教育”」だと思います。
適性テストなどを通じ職業を選択させる「危ないキャリア教育」や、近所の店で1~3日の職業体験という「ごっこ遊び的なキャリア教育」ではない、本物のキャリア教育について、事例を取り入れながら説明します。
PTAや子供会やあるいは今のNPO活動を通じて見てきた、非常にかわいそうな子供たちの、ある意味典型例ですね。
<かわいそうな子どもたち>
保育園児や幼稚園児だったら「砂場で遊ぶ」「園庭で走り回る」「友だちとおもちゃの奪い合いをする」「けんかをする」「仲直りをする」「何か新しい遊びを考える」など、園庭や砂場での学びのほうが、早期教育あるいは英語教育などの100倍1000倍大切だと思います。そういう環境に置かれていない幼稚園児や保育園児が最近多々見られるという印象を持っています。
小学生時代は、鬼ごっこや群れ遊び、あるいは少年野球や少年サッカー、昔であればゴム跳びなどの遊びやスポーツや音楽などを通じて、チームや勝ち負け、みんなで話し合って何かやるなどを学びます。これは大切な成長の機会ですがその成長の機会を奪って早々と塾に行かせ、塾と学校と家庭の3つだけ往復している小学生が多いと思います。
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