概要
講師:NPO法人 コヂカラ・ニッポン代表 川島高之
子ども教育の目的は「子どもが自立した社会人」に育つこと。
そしてそのために必要なのが、「子どもが実社会で役に立つという”本番のキャリア教育”」だと思います。
適性テストなどを通じ職業を選択させる「危ないキャリア教育」や、近所の店で1~3日の職業体験という「ごっこ遊び的なキャリア教育」ではない、本物のキャリア教育について、事例を取り入れながら説明します。
キャリア教育は、今は小学校時代から入っています。中学生もやっています。高校生になると当然やっています。でも「ああ、このキャリア教育って、果たしてどうなのかなぁ」と思っているところがあります。
<危ないキャリア教育>
一つは危ないキャリア教育です。将来のなりたい仕事をなんとか見つけろ、というキャリア教育を結構見てきました。自分が将来就くべき職業を選択する1つのきっかけやアドバイス程度の位置づけで所謂職業適性試験をするのは構いません。しかし、「あなたはこれが向いている」と判定し、そのようなもので適正な仕事が見つかると子どもたちに思わせてしまうことは、僕は危ないと思います。
ちなみにこれはアメリカのある研究機関ですが、今、世の中にある仕事の7割が10年後になくなってると言われています。また、アメリカでの小学生の65%は、将来仕事に就くとき、今は存在しない仕事に就くと言われています。そんな中で、「あなたはこ...
テキストの続きを読むにはプランのアップグレードが必要です。
さらに表示する