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ダイジェスト
1.プロローグ [42秒]
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2/15
2.キャリア教育をめぐる誤解から脱しよう [6分01秒]
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3/15
3.キャリア教育の提唱に至るまで [3分00秒]
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4/15
4.草創期のキャリア教育 [3分45秒]
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5/15
5.平成23年の大転換 [8分35秒]
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6/15
6.今日の中心課題 [10分33秒]
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7/15
7.子どもたちの学力の現在とキャリア教育 [13分36秒]
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8/15
8.指導計画を立てよう [8分3秒]
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9/15
9.キャリア教育の断片(=宝)を活かそう [6分6秒]
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10/15
10.つなぐことを忘れずに [2分59秒]
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11/15
11.実践を振り返ろう [5分14秒]
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12/15
12.小学校でのキャリア教育のポイント [6分29秒]
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13/15
13.中学校でのキャリア教育のポイント [7分33秒]
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14/15
14.高等学校でのキャリア教育のポイント [7分44秒]
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15/15
15.先生方へのメッセージ [5分3秒]
(藤田晃之氏)キャリア教育の基礎4.草創期のキャリア教育 [3分45秒]
概要
講師:筑波大学教授 藤田晃之
「このところ『キャリア教育』ってよく言われるけど、実際、ピンとこないんだよね」
「そもそも、キャリアって何?」……
この講座では、こんな先生方の「?」を解消しながら、キャリア教育に関する基本事項を整理していきます。
例えば、現行学習指導要領におけるキャリア教育の位置づけ、無理のない実践の在り方など、ポイントを絞りながらお話ししたいと思います。
藤田 晃之先生 さて、第3回の講義に移ります。このような状況の中で、草創期の、当初のキャリア教育がどのように展開していったのか見ていくことにしましょう。
実は、1999年(平成11年)に初めて「キャリア教育」が提唱されたわけですが、この時の社会は、大きな特徴を持っていました。当時は、新規学卒者の間に「フリーター志向」が広がっていたのです。
つまり、バブル経済が崩壊し、労働環境は厳しいながらも正社員の職がないわけではない。にもかかわらず、フリーターのほうがいいと言っている若者が増えている。これでは困るわけです。ちゃんと働いて、しっかり社会参画できる、そういう勤労観、職業観を身につけることが大切だと、そういった意識を醸成する教育を、小学校からやろうじゃないか。これが最初のキャリア教育のスローガンでした。
そして、そのスローガンは文部科学省の中教審(中央教育審議会)が提言...
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