川合 正先生 親や教師は、子どもたちを支援するために、いろいろなことを話していると思いがちですが、ひょっとすると、その言葉が反対に子どものやる気をなくしている可能性があるのかもしれません。行動理論では一般的に、「意識が考えて、無意識が応援する時、人は行動できる」と言います。

意識は誰もがプラス思考です。勉強がよくできるようになりたい。金持ちになりたい。良い人と結婚したい。これらはみんな意識がプラスです。

しかし、今まで生きてきて、無意識の中にいろいろなマイナスの言葉が入っています。「おまえは全然ダメ」「おまえなんかにできっこないよ」と、親や先生に言われてきた子は無意識の中にそのマイナスメッセージをたくさん持っているということになります。

だから、中間考査で、点数が悪かった場合の会話について話もしましたけども、その子が「期末頑張る」って言いに来た時に、「よおし、頑張れ...