概要
学力の高い生徒ほど、先生の解説がつまらない
岡山学芸館高等学校 小笠原先生のセンター試験対策授業です。
授業で模擬試験の解説をしているとき、小笠原先生はあることに気づいたそうです。
「点数が取れている生徒ほど、退屈している…!」
模擬試験の解説は、点数が取れていない生徒にとっては ある意味新鮮な内容で学びも多くあります。
その一方で、点数が取れている生徒、 よくできている生徒にとってはすでに知っている内容をただ聞かなければならない、非常に退屈な授業になってしまっていたのです。
これではいけない。
学力の差があっても、どの生徒も主役であり、学びが多い授業にしたい。
そう考えた小笠原先生は思い切って模試の解説を生徒に任せてしまうことにしました。
そしてさらに、それでも余裕のある生徒の 学ぶ意欲を刺激するために、模試解説と並行してある命題を出しました。
様々な学力の生徒たちがいる中、全員が思考を止めず、全員が主役になれる模試解説の授業をぜひご覧ください。
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【インタビュー映像】
小笠原 健二先生(以下、小笠原) 学び取って欲しかったことは、答えを導いていくプロセスの理解っていうところですね。今日の形式は、4択であったり7択であったり8択であったり、センター試験に付随したような問題で、
模擬試験の問題を自分たちで解いてきて、それを自分で解説すると。一人一問解説するというやり方だったんですけど、そのやり方でやっていくと、友達が、先生の代わりに解説してくれるんですけど、3番が答えの理由は
1番と2番と4番がこういう理由で削除できるから3番だっていう解き方がほとんどなんですね。1番と2番と4番はなんで違うのかっていうのを解説する過程っていうのが、あ、彼はこういうふうに解いたんだ。僕の...
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