概要
学力の高い生徒ほど、先生の解説がつまらない
岡山学芸館高等学校 小笠原先生のセンター試験対策授業です。
授業で模擬試験の解説をしているとき、小笠原先生はあることに気づいたそうです。
「点数が取れている生徒ほど、退屈している…!」
模擬試験の解説は、点数が取れていない生徒にとっては ある意味新鮮な内容で学びも多くあります。
その一方で、点数が取れている生徒、 よくできている生徒にとってはすでに知っている内容をただ聞かなければならない、非常に退屈な授業になってしまっていたのです。
これではいけない。
学力の差があっても、どの生徒も主役であり、学びが多い授業にしたい。
そう考えた小笠原先生は思い切って模試の解説を生徒に任せてしまうことにしました。
そしてさらに、それでも余裕のある生徒の 学ぶ意欲を刺激するために、模試解説と並行してある命題を出しました。
様々な学力の生徒たちがいる中、全員が思考を止めず、全員が主役になれる模試解説の授業をぜひご覧ください。
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【インタビュー映像】
小笠原 すごく時間的な余裕のある授業をしたかったというのがあって、今日も最後には5分から10分ぐらい余裕があって、違う内容のことをパンと一つ放り込んでるんですね。論題を出して、今日のテーマは、年上を敬いなさい、年上を敬いましょうということを論拠をもって説明できますか?っていう内容だったんですけど、
ちょっとそれまでの、50分間のうちで45分間やってきたこととは違うことなんですけど、あれは良くも悪くも考え方をリセットする時間ではあって、全体的に何かに追いかけられるように50分をしていくんではなくて、
ゆっくり一つ一つのことを考えていくというような時間にしたかったので、そういう時間配分にはかなり工夫をして...
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